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紅葉と文化が響き合う秋の庭 三溪園で「聴秋閣」奥の遊歩道を特別開放

紅葉と文化が響き合う秋の庭 三溪園で「聴秋閣」奥の遊歩道を特別開放

聴秋閣と紅葉

11月21日〜12月14日、横浜の名勝で紅葉イベント開催。

横浜市中区の国指定名勝・三溪園(さんけいえん)では、紅葉の見頃に合わせ「聴秋閣(ちょうしゅうかく)」奥の遊歩道を期間限定で開放する。黄金色のイチョウや赤く色づいたモミジが古建築を包み、園内が秋色に染まる。企画展や講演会、自然観察会、伝統芸能「猿まわし」、限定カフェなど多彩な催しがそろい、五感で秋を楽しめる。

By AAJ Editorial Team

歴史と自然が織りなす、秋の三溪園を歩く

歴史と自然が織りなす、秋の三溪園を歩く

旧天瑞寺寿塔覆堂周辺の大イチョウ

明治の実業家・原三溪(はらさんけい)が築いた三溪園は、古建築と自然が調和する日本庭園として知られる。その中でも紅葉の名所「聴秋閣」は、かつて二条城にあった建物を移築した重要文化財で、紅葉に包まれる姿が絵画のようだ。今回の特別開放では、普段は立ち入れない奥の遊歩道を散策でき、水音や鳥の声を聞きながら、紅葉と三重塔が織りなす絶景を楽しめる。

期間中は、原三溪と茶人・松永耳庵(まつながじあん)の交流を紹介する企画展「拝啓、三溪先生」や、専門家による講演会、ボランティアによる自然観察会も実施。中央広場では「日光さる軍団」による伝統芸能「猿まわし」も披露され、文化と自然が一体となった秋の催しを満喫できる。

園内の茶論 望塔亭では、「日本茶専門店 茶倉 SAKURA」をはじめ、「パン屋のオヤジ」「梅工房むめや」「香炉庵」など地元店が期間限定で出店。紅葉を眺めながら味わう和菓子や日本茶が、庭園散策をより豊かにしてくれる。

<DATA>
・開催期間:2025年11月21日(金)〜12月14日(日)
・会場:三溪園(横浜市中区本牧三之谷58-1)
・時間:9:00〜16:00(イベントにより異なる)
・料金:入園料のみ(一部イベントは有料)
・公式サイト:https://www.sankeien.or.jp/

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AAJ Editorial Team

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